2017年3月1日水曜日

意識から習慣へ



楽器を演奏する際には人それぞれに気をつけているポイントがあると思います。

ギターの場合は、ギターの持ち方、構え方から始まって、左手で弦を押さえて、右手で弦を押し込んで等々ギターと身体の関係についての意識がありますね、また曲の中では次はAm6が来るなとか、次のD7の時はこのポジションで弾こうかな?とか、次のパートはこのリズムで弾こうかな。等々音を鳴らす為の準備を耐えず判断しながら行っていきます。
更に、周りの共演者が何をやっているのかにとても注意を払っていきます。


こうして考えてみると僅かな時間の中で、とても沢山の選択と決断を下している事がわかります。大変な事ですね、、、。
毎回一つづつ意識してその選択を下しているかというと、そうではなくて何も考えないで無意識に行っている事の方が多いと思います。

上達は、出来ない事柄に意識して取り組んで少しづつ考えないでも出来る事を増やしていく様とも言えるかと思います。

一度に沢山の事を同時に考えないといけないのはとても負荷が掛かる事ですね。

全ての人が聖徳太子のように同時で複数の事を判断できるなら別ですが、中々そうもいかないので、一つづつ段階的に意識して出来るようになった事を無意識に出来るようにしていく事が大切です。

無意識に出来るようになった事柄は、段々とその人の習慣になっていきます。

なんと無しに弾いた演奏がカッコいい人の演奏は、そこに至るまでにとても沢山の事柄を意識して学び、意識をしなくても出来るようになった習慣の現れですね。


意識→無意識→習慣という流れは、良い方向にも悪い方向にも働くと思いますので、もし悪い習慣がある場合はその原因が何かを意識して考えてみる事も大切です。

音楽からは色んな事が学べますね!